金田一耕助生誕地(横溝正史疎開宅)

倉敷より、ブーっと車を高梁川沿いに北上すること数分。

川辺橋という橋を左折したら、もう真備や矢掛に通じる道です。遠い昔に吉備真備という天才を輩出した町として、また、江戸時代には参勤交代の宿場町として栄えたこの一帯は、実は結構な観光スポットなんです。

地元岡山の人でも、話しには聞いてもあんまり行ったことないっていう名所を随時ご紹介していきます。


吉備真備や参勤交代って言っておきながらなんですが、真備町は、実は、戦時中にかの横溝正史が疎開していた地として有名です。



この看板、結構お金かかってます。余計な御世話ですが。。。


そして、先ほどの看板に従って車を走らせていると、こんな案内が・・・。
金田一耕助ミステリー遊歩道って何だ!?
って感じですが、周りが田んぼと民家の普通の田舎道でした。


この案内板が出たらすぐそこにあります。




これは、あの先ほどの案内板の隣にあったこの地の言い伝えを記しています。
濃茶・・・?確かそんな名前のお茶がありましたね。
この案内板によると、この濃茶のばあさんの言い伝えを聞いた横溝正史は、あの八墓村に濃茶の尼を登場させたのだそうです。




そして、、、
これです。これがかの有名な横溝正史の疎開宅です。

何の案内もなければ、ちょっとお寺チックな民家って感じですが、 まぁ、デカデカと案内の看板が立ってますので、いやでもここが横溝正史の疎開宅だとわかりますが。。。




これは疎開宅の門から撮った写真です。
田んぼと民家に囲まれた、閑静な農村地帯という感じでしょうか。




門脇の説明板。
横溝正史は、戦争末期に3年半ほど、この地に疎開していたそうです。
当時は軍部の圧力により探偵小説が書けない状況で、正史はやむなく、畑仕事なんかをしていたそうですが、小説を書く情熱はいささかも衰えず、この地の農民たちから、さまざまな風習や信仰などを聞き、作品の構想を温めたと書かれています。
戦争が終わると、正史は待ったましたとばかりに長編小説を発表、本陣殺人事件や獄門島、八墓村などの名作が次々とこの地から世に送り出されました。
名探偵の代名詞ともなっている金田一耕助は、実はこの疎開の地で考え出されたんだそうです。

つまり、、、
ここは金田一耕助の生誕の地

というわけです。すごいでしょ?

入場無料なので、早速中へ。。。
これが間取り図。フラッシュが反射してすみませんm__m
この図の右端にある土間が、今は管理室みたいになっていて、そこで地元のボランティアのおばちゃん、おっちゃんたちがあーでもない、こーでもないと世間話に花を咲かせておられました。

声をかけると、おばちゃんが出てきて、いろいろと説明をしてくれました。




これは入ってすぐ左にある部屋。横溝正史の服なんかが展示されていますね。あの奥の部屋で、金田一耕助は生まれました。


ここにも書いてます。




これは入ってすぐのところに掲示されている当時の写真です。




当時ここに住んでいた家族の皆さんですね。学ランにスカートをはいてるのが印象的でした。




この写真、実は横溝正史以外の有名人が映ってます。
一番左端の女の子を抱っこしている男性、彼が、なんと江戸川乱歩なのだそうです。
おばちゃんいわく、
「当時、はるばるここまでやってきたんかなぁ・・・。」
ということでした。
もしかしたら東京で撮った写真かなとも思いますが、真相は闇の中です。




これが往年の横溝正史先生。どことなく品があります。




これは、この地を実際にロケで訪れた古谷一行さんのサイン色紙。
古谷一行さんも金田一耕助役を何度もされてますよね。ちなみに、ロケは玄関口から門のところまでを歩いていくだけの撮影だったそうです。




さて、これは誰のサインでしょう・・・?

な、な、なんと、スマップの稲垣五郎さんのサインなのだそうです。
さっきのおばちゃんいわく、

「何回も頼んでやっと書いてくれたんじゃ!」

ということでした。彼もやはりこの家で玄関から庭に出るだけのシーンのロケを行ったそうですが、例のおばちゃんによると、

「もう、ちょっとだけの撮影を何回も何回もやり直して、あれ見とったら役者稼業は気が短かったら務まらんなと関心したんじゃ。」

「撮影した時分(季節)は秋じゃったから稲刈りのコンバインの音とかがしよったんじゃけど、撮影する人が、"コンバインの音も、隣の家で飼っとる鶏の鳴き声も、全部止めてくれ"って言うたから、そりゃもう、この辺のモンは結構気を使うたんじゃ!」

という話でした。
金田一シリーズで岡山でロケをする時は、いろんなゆかりの地で少しずつロケをするのだそうです。

おもしろい裏話が聞けました。

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